さいとう・たかを『サバイバル』、望月峯太郎『ドラゴンヘッド』、山田芳裕『望郷太郎』
大きな災害に見舞われたとき、人間はどうなるのか。漫画家たちが想像力を駆使して描いたサバイバルマンガは、いざというときのシミュレーションの役割も担っている。
■大地震によるカタストロフを描いた『サバイバル』
敗戦の焼け野原から驚異的な復興を遂げた日本。しかし、急激な経済成長のひずみが公害や交通事故の深刻化という形で噴出したのが1970年代だった。1973年のオイルショックによって、かつてのSFが描いた“バラ色の未来”や科学信仰は崩壊。代わりに世の中を覆ったのが終末論であり、オカルトである。
五島勉『ノストラダムスの大予言』がベストセラーになり、スプーン曲げのユリ・ゲラーが超能力ブームを巻き起こす。小松左京『日本沈没』が大ヒットしたのもこの頃で、同作はさいとう・たかをによってマンガ化もされている(クレジットはさいとう・プロ)。そのさいとう・たかをが再び大地震によるカタストロフを、オリジナルストーリーで描いたのが『サバイバル』(1976年~1978年)だ。
中学生の少年が夏休みに友人たちと洞窟探検していたところを大地震に見舞われる。なんとか一人だけ脱出したものの、あたりの景色は一変。周囲の陸地が海に沈み、離れ小島に取り残されたような状態になっていた。そこから彼のサバイバル生活が始まる。(※中略)
〈サバイバル――生き残るためには、たくましく“創造的”でなければ、ならないのである〉とナレーションで語られるとおり、少年は創意工夫でさまざまな道具を作り出し、何があってもあきらめない。文明社会が崩壊した中で一人で生きていく術を身につけ、いろんな面で成長していく少年の姿は、混沌とした当時の世の中にひとつの模範を示してもいた。
■パニック状況下の異常心理を描く『ドラゴンヘッド』
1985年(昭和60年)のプラザ合意を機に、日本はバブル景気に突入していく。しかし、ふくらむだけふくらんだバブルは、平成に入ってすぐに弾けた。それでもしばらくは余熱に浸っていられたが、1995年(平成7年)に起こった阪神・淡路大震災と地下鉄サリン事件によって、安穏とした世界観は完全に破壊される。
それを予見していたかのようなカタストロフ大作が、望月峯太郎(現望月ミネタロウ)の『ドラゴンヘッド』(1994年~2000年)だ。修学旅行帰りの中学生・テルを乗せた新幹線が(大地震と思われる異変が原因で)トンネル内で大事故を起こす。暗闇の中で意識を取り戻したテルだったが、周りは死体だらけ。マグライトの灯りを頼りに車外に出てみると、トンネルが前後とも崩落しており、閉じ込められてしまったことを知る。
ラジオから途切れ途切れに聞こえるのは「非常事態宣言」「緊急放送」といったフレーズ。想像を超えた事態に茫然としながらも、テルは生存者の女子・アコを救出する。さらにもう一人、同じく生き残っていた男子・ノブオと遭遇。本来なら3人で力を合わせて救助を待つなり脱出の方法を見つけるなりしたいところだが、暗闇の恐怖に囚われたノブオは異様な言動が目立ち始め、やがて正気を失っていく。(※中略)
リアリティある設定と作画、丁寧すぎるほど丁寧な語り口で積み上げられた物語は圧巻。パニック状況下の人間の異常心理、宗教や暴力の発生メカニズムの描写にも震撼する。連載開始後に阪神・淡路大震災と地下鉄サリン事件が起こったことで物語世界に現実味が増した反面、ドラマチックな展開を持ち込みづらくなった部分もあっただろう。
それゆえ、同じカタストロフ後の世界でもいくばくかの希望があった『サバイバル』に比べ、『ドラゴンヘッド』は救いがないようにも見える。しかし、作者はこの作品の着地点について「『恐怖は人の頭が作る想像力だ。だから未来を作るのも人の想像力だ』ということは決めていました」と述べている(文藝別冊『総特集 望月ミネタロウ』収録のインタビュー)。それを体現したラストシーンから、人間存在の肯定と未来への希望を読み取ることは難しくない。
(※以下略、全文は引用元サイトをご覧ください。)
https://news.yahoo.co.jp/articles/90afb8df1f005f4f92b1a6b91c71aaa3dd57c1a7
やりたかったのはそれだって言ってるぞ
俺は好き。
俺は面白いけど
SF地政学だからエンターテイメント性は
薄いのはわかる
なんの魅力もなくなってきたよな
本人だけ盛り上がってる感が否めない
>>3
最後からそううたってたんだから経済の話になるとわかってたけど実際に経済展開になると死ぬほどつまんなくなった
日本がどうなってるのかだけわかればいい漫画
描きたいのはサバイバルじゃなくてユーラシアの東西の交流と発展の歴史なんだと思う
山田芳裕の無駄遣いだよな
クリエイターはジジイになると社会批判みたいなことをしたくなる
山田芳裕おまえもか…って感じ
読んでないけどそもそも大崩壊起こす地震おきてたら洞窟なんて全崩壊もしくは地滑り落石で閉じ込められる可能性の方が高いだろに。地盤の強い地域の平屋の家に居るか畑仕事してる方がリアリティーも生存率も高いだろにw
サバイバルはまさに少年漫画って感じだったけど、ブレイクダウンは考えさせられる所が多かった
緊張感なくなっていって最後は意味不明な幕引き
もう助からないと諦めて主人公とヒロインが2人で座ってたような気がする
噴火口=第2富士みたいな感じで、千葉は壊滅したが富士の周りには街の灯りがある
主人公達が生きたかは描いてないけど、人々の暮らしはあって、復興はしてるってラスト
尿をかけて手を温めてるシーンが印象に残ってる
エロもあったが気持ち悪めの作品だったな
最後は学校で悪い自衛隊員と対決する話だった気がする
まあヒトラー出してるし今じゃ逆立ちしても拝めないか
総統、美しい
懐かしい
あの頃の少年サンデーは良かった
太陽の黙示録みたいに分断統治されながら復興してく方が自然
アイアムアヒーローもサバイバル味があって面白かったがこれまた後半とラストがなぁ……
この手の話はオチのつけようが無いのだろうか
存在する世界が破滅し秩序が崩壊したとき、それに合わせるのが正しいのか
世界が激変しようとも変わらず平常を保つのが正しいのか
まさに現代社会そのものだ!
「未来は人間の想像力が創る」
→千葉に噴火口、噴煙が晴れてその周りに街の光が現れる
絵柄が可愛いけどストーリーはハードなんだよなあ
とか言う奴に限って続編を知らない
つい最近知ったのだけど飛ぶ教室の続編が同じ作者で描いてるんだよね
なんか夢でノボルたちが描いてとか出てきたとか語ってた作者
私が見た未来だろ
来年の7月5日太平洋側に高さ120メートルの大津波が襲って山間部以外は壊滅するという
東日本大震災を予言してたことで話題になった著者だな
次は25年7月に大震災が起きることを予言してる
120mとか言ってないやろ
来年早々秋田北部に3.11を越える津波が来るよ
あの作家予言外れたらどうなるんだろう
返品騒ぎかな
これを信じて長野県に移住するか
外れる事にかけて何もしないか
自衛隊から逃げてきた2人と合流してメガネの下っ端がヘリ操縦し始めたあたりでずっこけた
完結したら読も
ギャグ漫画
48日後はこち亀と同じジャンルだろ
北斗の拳の元ネタの一つなんじゃないかと思うくらい似てる
まあこっちは永井豪オールスター漫画で何でもありだけど凄いよ
ペストもミイラの中の薬で治すんだぞ
木と木を擦り合わせて火を起こすとか現実じゃ無理だろ
第三次大戦後の日本の話だけど
秩序立って内紛が始まってくると一気にクソになる
現場で役に立たないヲタクを量産するだけ
役に立つのは普段からボランティアしてる人たち
ほとんどの連中は役に立てるためじゃなく
楽しむために読んでるんだから
それが正解やろ
防災パック消化したら詰む場合もあるぞ
日本の大半が壊滅的なら自衛隊も死んでいるし
文字通り裸一貫で原始生活をスタートして、宇宙にまで行けるほど文明を復興させてる。
目が悪くなったらカニを食えばいい
ザリガニな
それは洋画かなにかなのか?
映画にもなった小説なんだけど、マッカーシーの中編はその暴力性がヤンマガあたりの上位互換なんだよ。「チャイルド・オブ・ゴッド」なんて古谷実の漫画みたいで超面白い
どこかで聴いたと思ったら
やっぱザ・ロードってそうだったんだ
その人が原作なのか
原作は知らないがあんな坦々とひたすら終わらない旅を続けるみたいな内容なんだろうかな
気が滅入るなあ
ザ・ロードというタイトルの映画
もう一度見ろと言われても拒否したいが
実際に核戦争後だとか終末世界はあのような世界観になっちゃうんだろうな
さいとうたかおは電子化に抵抗が無くむしろ積極的に自作を提供していた
だから初期の電子書籍サービスは無料お試しでサバイバルがよく読まれることになる
ゴルゴ13はエロがあるから子供読まんしな
勉強にもなる隠れた名作のサバイバルが推奨された
さいとう氏、これは正解だと思うわ
なんか変な意識高い系の漫画家が電子拒否ってるよな(井上某とか)
サバイバルみたいに知識として知れ渡るべき作品は広く読まれるために電子を受け入れるべき
バ○○を普及させたいからと漫画書いた電子拒否者の井上某は見習えよ
あれって日本が敗戦して戦後とか経験しながらも一応立ち直って生き延びる思いでやれば
何とかなる再建できるんだみたいなのが根底にあるのかな
怖ければ狭い場所でひたすらじっとしてるとか、眠くなれば眠るみたいな素直さが良い方向に出るらしい。
スーパーボランティアに救助された子とか、エイリアン2のニュートとか。
サバイバルのサトルみたいに釣りだの弓矢だの崖からジャンプだのしてる行動的な子供より、ひたすら狭い行動範囲で幼虫とか貝を拾ってる怖がりの子供が一番長生きするような気がするわ
サバイバルは救助が来ないのを前提に動いてるから仕方ない
家族探すって目的もあったし
大地震後にネコが家の中で行方不明になって
呼んでも餌で釣っても出てこなくて
散々捜したら
洗濯機と壁のせまーい隙間でじっとしてたって動画あったな
野生の世界は怪我したリタイア、一発レッドだもんね
無駄に引っ越すとか餌場を変えるとか他者と争うとか一番やっちゃいけないことなんだけど、漫画は見せ場がいるからなぁ
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