https://bunshun.jp/articles/-/64805
松本零士のライフワーク「戦場まんがシリーズ」は、第二次世界大戦をベースにした短編マンガ群である。本作『音速雷撃隊』は「週刊少年サンデー」1974年15号(4月7日発行)に掲載された32ページの読み切り短編だ。終戦から29年が経過して社会から戦争の記憶が薄まるなか、同年3月にフィリピン・ルバング島で小野田寛郎元少尉が発見され、日本に帰国したばかり。あらためて戦争について考える機運が高まっていた時期であった。
本作の主人公の野中少尉は、有人戦闘ロケット「桜花」に搭乗して出撃するも、アクシデントで一命を取り留め、のち再出撃することになる。死にゆく者と、それを送り出す者が、互いに気遣いをしている姿には戦場の悲哀が漂い、その一方で誰もが特攻(自爆攻撃)を受け入れている狂気を同時に提示する。
中略
なお、本作の掲載号は「少年サンデー」の「創刊16周年特別記念号」。折しも第一次オイルショックの影響を受け、前年の15号に比べると72ページも減少し(310→238)、漫画掲載本数も13本から10本に減っていた。そのような状況でも、巻頭に本作のようなテーマ性の強い作品に貴重な掲載枠を使い、当時の少年たちに反戦のメッセージを発した「少年サンデー」編集部の英断も讃えたい。
『My First BIG/ザ・コクピット』新刊が8月10日に刊行されたことを記念し、原作を一部改変の上、特別に公開する。
【マンガ】『音速雷撃隊』を読む
https://bunshun.jp/articles/-/64807
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「立派な人」がムダに命を失わなければならないのが戦争
抵抗しないとやられちゃうし逃げてもやられちゃうから他に選択肢がなくて抵抗させられてるだけ
「立派な人」ならもっと立派な発明をしたり立派な制度を作ったり立派な芸術作品をたくさん世に遺したりできたはず
そういう選択肢を全部奪って敵の命を奪ったり単に足止のための捨て駒にされる以外に何も出来なくするのが戦争
戦争を始めた人、自分が逃げるための時間稼ぎを命じた人、自爆攻撃を考えた人はみんな裕福で長生きしてる
弾丸が飛び交い焼夷弾が降り注ぐ中では気付かなかったことが後になってその「おかしさ」がわかる
平和な世の中に生きているの戦争の「おかしさ」がわからないのは頭が悪いせいなのでもっと本や新聞を読んで勉強するように
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